もっちゃんとの思い出
お茶のブログですが、今日は我が家のわんこのことを。
8/16(月)9:56 もっちゃんは虹の橋を渡りました。15歳と2ヶ月でした。
京都の公園で生まれて間もない頃に捨てられていたもっちゃん。近所の扇子屋さんに拾われて、1ヶ月後に我が家に来ました。
小さくて小さくて顔が黒くて、かわいいわんこでした。獣医さんに見せたら柴犬くらいかなぁ8キロくらいになると思う、とのことでしたが…あれよあれよと20キロの立派なお犬様に。
女の子ですが、立派な姿によくオスと間違えられました^_^;
家の中で飼っていたのですが、小さい頃から犬を飼っていた旦那曰くこんな犬いなかった、というくらいなかなか大変な犬でした。
ドアは3枚壊されました。
他にも色々ありますが、破壊王でした。あと、とにかく束縛が嫌い。繋がれるのも嫌だし、決められた場所だけにいることは出来ないフリーダムなやつでした。
それでいて、とっても繊細さんで、家族以外の人はまるでダメ。吠えるし噛むし、人の多いところなんてパニック。
脱走してもそんなに遠くに行かない。(でも若い頃は足が速いので大変でした)
着いた瞬間にどこかへ走って行ってしまい、周りは山だし畑もたくさんあるし心配して探しまくって、見つからず帰ったら家でくつろいでいたり。
島根のおうちは気に入ったようで、その後のびのびと暮らしました。
しばらくして耳も遠くなり、呼んでもなかなか聞こえなくなりましたが、もっちゃんにとっては怖い風の音なども聞こえないのでストレスも減りました。
お散歩も人と会うことも少ない山間部。(でももっと長めに行けばよかったと後悔があります)
ストレスも少なく、ゆったりと過ごすことができました。
私も夕方からの学童や茶刈りや外作業以外は家にいるので(離れで野草作業はしていますが)、一緒にいる時間も関西時代より長くなりました。
そんな日常を送っていたら、今年春くらいにしこりを発見。避妊などしていないので、乳腺腫瘍が出来ていました。取らないと良性か悪性かわからない、と。
血液検査をしたら、腫瘍がなければ羨ましいほどの健康体とのことで15歳だけど手術に耐えうる体力があると言われ、悩みましたが、人が嫌いで知らない場所が苦手な繊細なもっちゃんに入院は無理だろうと判断し、病気と共生する道を選びました。
その後も元気ハツラツだったのですが、8月初めごろから右足に力が入らなくなりました。
歩行補助ハーネスで、その後もお散歩は行けていましたが、先週辺りからだんだんと歩行が難しくなっていきました。
金曜日まではゆっくりですが、ハーネスをつけてお散歩をしていました。
土曜日に両足に力が入らないようで、ハーネスを使っても難しくなりました。来週嫌だろうけど病院に連れて行くか、と主人とも話をしていました。
日曜日、ついに寝たままでお漏らしをしてしまいました。
歩行もかなり難しくなっていたので、マットの上にトイレシートを敷き詰めて、そこで過ごすことに。
ただ俄然食欲はあり、お水もよく飲みました。
だから、安心していました。
月曜日、朝好きな外に出してあげようと主人と2人で外に出しました。
そこから容体が悪くなり、お水も食べ物も口にせず。
主人が仕事へ行った後、膝に上半身を乗せて抱き抱えて計量カップで少しずつお水をあげるとペロペロと飲みました。
大好きなビスケットは口を開けてもらえませんでした。
そうこうしていたら、オオーと遠吠えをしました。私はトイレに行きたいのだと思って、無理やり身体を起こしましたが、何度起こしても倒れてしまいます。その後も小さくオーと遠吠えを何度かするので、どうした?と言って膝に抱き抱えました。
すると、私を見ながら大きく呼吸を2回した後、目の光が消えていきました。
うそでしょ!もっちゃん!もっちゃん!と何度も呼びかけるも、もう耳を動かすことも反応もありませんでした。
昨日は葬儀でした。
土葬で埋葬され、霊園にお墓が出来ます。
15歳でしたが、毛艶もよく、最後までふわふわでした。
そこからは毎日後悔と、泣いてばかり。ろくに寝れず食べれず。
まだ受け入れられず、心が千切れそうな毎日です。
でも、もっちゃんが我が家に来てくれて、もっちゃんはどうだったかわからないけど、私たちはすごくすごく幸せでした。大変な犬だったけど、たくさん笑わせてもらって(怒ることもものすごく多かったけど)、ほんと飽きない日々を15年間送らせてもらいました。
賢くて、優しいいい子でした。
最後も介護もそんなに大変になる前に旅立ち、きっと私たちに負担をかけないように、そうしたんだろうと思います。
でも、ものすごく悲しい。悲しくて悲しくて、どうしたらいいのかわからない。
すぐにでも会って頭をなでなでしたい、抱きしめたい。
でももうもっちゃんはいない。
気配は感じることがあり、きっと近くにいるのだと思います。泣いてばっかりでごめん、と思いながら、泣いてばっかりです。
まだまだ時間が必要です。
何も手付かずな日々です。(とは言え一昨日の出来事なので…)
今は精一杯悲しもうと思っています。
時間が経って、受け入れられるようになるまで。
でも、もっちゃんには本当に感謝しています。幸せな15年でした。
ありがとうもっちゃん。
生まれ変わったら絶対見つけて会いに来てね。私も見つけるからね。
(少しでも思いを消化するために書き記しています。乱筆乱文失礼しました)