緑茶品種を発酵茶にすること
今朝は5時から在来の茶の芽を揉んでいました。
さて、在来種も少量ですが発酵茶にしますが、主はやぶきた。
緑茶用の品種です。
発酵茶には不向きと言われますが、ちゃんと花香も甘みもあります。(甘みは紅茶用品種より出やすいようです)
なぜ不向きと言われるか…。
1番は肥料が関係します。今は無肥料の畑というのもちらほらありますが、基本的に煎茶にするものには肥料が撒かれるのがほとんどです。
特に化学肥料に言えますが、アミノ酸、つまり旨味成分です。
煎茶の旨味、アミノ酸の味、それを出す為に肥料を撒きます。
この旨味成分が紅茶と合わない、とされているようです。
砂子原の茶園はひとつの茶園は有機肥料を撒きます。もうひとつの畑は無肥料。
私が使わせていただいているのはこちらの無肥料の畑です。
(緑茶にすると普段の肥料の撒かれたお茶を飲んでいる方は旨味が足りない、と思われるかもしれない。)
なので、水色も濁らず、花香もする甘い発酵茶になるのです。
とは言え私もまだ道半ば。きっとまだまだ美味しく出来るのだと思います。
精進あるのみ、です。
以前有機肥料と無肥料のお茶(番茶)の飲み比べをしたことがありますが、全然味が違います!有機肥料でも、動物性であるとこれまた違います。動物性のものはかなりコクがあり、番茶より緑茶がいいかと思いました。
お茶に限らず野菜などもきっとそうなんでしょうね。土で変わる、というのは面白いですね。
在来種の茶
まさかの梅雨入り…
まだ茶刈りも終わってないうちにはなかなかきついですね。
雨予報で、茶刈りはなかったので(しかし午前中はめちゃ晴れ)家の裏とお隣さんの使わない茶の木から茶を摘みました。
こちらは多分在来種。
一種類でない茶が混在しています。芽の出方とか時期とかも微妙に違っています。
在来種は煎茶はあまり美味しくないと言う方もいたりします。ただ紅茶にするとよいという話も。
もう古木なので、たくさんは採れませんが、毎年こちらも少しずつ採っています。
そしてやぶきたと比べると葉も芽も小さい。
ただ今絶賛萎凋中です。
明日は福島は語るという映画イベントで出店予定なので、なんとか朝には作業出来る様に、今朝はかなり早くから茶摘みをしていました。
最終的にほんの微量なのでやぶきたのものと一緒にしますが、うまく出来ますように。
茶の品種
茶刈りが始まりました◎
今年は遅霜にやられ、雨も少なく朝夕の冷えのせいか芽の伸びもあまりよくない…自然相手は難しいですね💦
そんな中新茶の作業をしています^_^
そして、茶刈りの合間に今年も使っていない茶の木で手摘みをさせてもらっています。今年も作っています、手摘み手揉み醗酵茶(和紅茶)。
昨日今日と茶刈りはお休みだったので(芽の伸び具合のため)、昨日摘んで萎凋させて本日作業日に。
砂子原のお茶はやぶきたという煎茶向きの品種の樹です。
なので、緑茶に近い紅茶(一応紅茶なんですが、そういうこともありかみや園+では発酵茶と呼んでいます)になり、割とあっさり目です。ストレートで飲んで頂くと◎
萎凋した茶の葉を揉むと、既に良い香りが立ち込めます。そして発酵(酸化)ののち、発酵止めを行い乾燥。
発酵止めがうまくいってないとやたらと渋かったり、過発酵になると蒸れ臭というか、あまり美味しくないものになってしまいます…。ちょっと発酵止めがうまく出来なかったかも!な気がしていて、気が気ではなかったんですが、乾燥がある程度進んでから飲んでみると、いい感じ♪ よかったー!
あんなに時間かけて手摘みした茶が台無しになりかねないので、試飲は緊張の一瞬です。
そして、今回は静岡の方の茶農家さんが作られたべにふうきというお茶の品種(日本で紅茶用に作られた品種)が手元にあったので、飲み比べ。
べにふうき、さすが紅茶用品種。作り手さんの腕があるのはもちろんですが、お花のようなエレガントな香り。飲んでも鼻からお花の香りがすーっと抜けます。
やぶきたはやはり煎茶用の品種なので、さっぱりと日本茶寄りの風味。でもしっかり甘い華やかな香りはあります◎多分癖がないのはやぶきた。
茶の木の品種はほんと様々あって、抹茶にむく品種とか、煎茶でも色々あります。それぞれにいろんな特徴があります。私も全然網羅出来てません…。(知らない品種だらけ)
やぶきたは日本で1番多く作られているメジャー中のメジャー品種。
最近はメジャー過ぎて逆に人気なかったりしますが、やぶきたはやぶきたの発酵させた時のよい香りがあります^_^
この辺は好みになってきますが、やぶきたのこの発酵茶。とっても飲みやすいと思います♪
まだまだ摘まないとどうにもこうにも量がありませんので、今後も合間に摘みに行ってせっせと作ります!
何人かの方からありがたいことに今年も作られますか?とのお声がけも頂いている発酵茶。
夏頃には登場すると思います◎
暖かくなってきました
春野菜が美味しい。
し、昼間はなかなか暑かったりするので、野菜にしても飲み物にしてもついつい冷やすものを摂りがち。
でもまだ朝夕は冷える(うちは山間部なので特に)。
今朝も昨夜の残りのサラダを食べましたが、やはり冷える。
なので、朝は熱い三年晩茶と梅干しでお茶漬け。一気に身体がポカポカ。
特に女性は冷えは大敵。
でも暑くなると身体を冷やすことも必要。春や夏の野菜は身体の余分な熱を取ってくれます✨
この辺の加減は、自分の身体とよく対話して。熱がこもりやすい人は熱を取る。冷えやすい人は温める。
身体に合わないことをしてしまうと、調子が悪くなってしまいます。
これがいいあれがいい、と情報は様々ですが、鵜呑みにせず、自分の身体と合ったものを選ぶのが大事ですね^_^
例えば子どもなんかは元々身体が陽性寄り。なので、冷えてはいけない!と温めるものばかり食べるのもまた違うと…。
1番は素直にその時身体が欲しているものを摂ること。
夏に冷たい麦茶が飲みたくなるのもそうで、麦茶も熱を取ってくれますね。
旬のものを摂るのが1番ですが、冷えやすい方は夏にいかに冷やさないかが、冬の鍵になってきます。
時間帯でも色々変わりますね。
お茶も緑茶は陰性。カフェインも含まれるので、午前中などに摂ると◎
夕方からはカフェインが少ない(またはほぼない)ほうじ茶や番茶、三年晩茶(そして野草番茶)がおすすめです♪
体調に寄っても変えるのもいいですよね^_^
美味しく、かつ身体の調子を見て色々変えられるのもお茶はおもしろい。
是非色々やってみて身体を見るのも楽しいですよ〜!
芽吹き
さてさて、野草の勢いも増してきました春。
カラスノエンドウが全盛。しかしてんとう虫が出てきています=ぼちぼちアブラムシが出てくるということ。
豆がたくさんつき始めるとアブラムシで覆われるんです。
豆もちょこちょこ付いているので、急ぎめで採らねばです。
野菜もですが、野草も旬があるので(よもぎなど割とずっとあるものもありますが)、この時期は忙しいです。
そして、この時期の旬。筍。
砂子原茶業組合のすえこさんからのお誘いで、筍掘り(本気の)のお手伝いへ。
すえこさんは、茶畑、田んぼ、畑、そして道の駅的なお店のスタッフ、とものすごく働き者…そして、全部仕事が早い…常人とは思えぬお方です。
もちろん、私なんてたいしたお手伝いにはなりませんが、多少の労力になればと行っています。
私は1日目で早速全身筋肉痛…やわです。
しかし茶畑よりハード。
ですが、なによりすえこさんからは学ぶことが多く、そしてサバサバしてて優しくて本当に大好きなお方。
今のところ2日ほどお手伝いしましたが、楽しかったです!
そして、筍とたくさんのほうれん草と高菜を頂きました。ありがたい。(と、本当に現物支給が嬉しい、とお断りしたのに少しバイト代まで…!)
もうすぐ茶畑も始まりますが、4年前ただ手伝いたいと言って茶畑にやってきた私をみなさん暖かく迎えてくださり、こうやって筍掘りに誘ってくださったり、普段の茶山作業の帰りでも野菜をくださったりおうちに呼んで色々ご馳走してくださったり、楽しい日々を送っています^_^
そんな中で育まれたお茶を使って、野草番茶は作られています◎