茶の品種
茶刈りが始まりました◎
今年は遅霜にやられ、雨も少なく朝夕の冷えのせいか芽の伸びもあまりよくない…自然相手は難しいですね💦
そんな中新茶の作業をしています^_^
そして、茶刈りの合間に今年も使っていない茶の木で手摘みをさせてもらっています。今年も作っています、手摘み手揉み醗酵茶(和紅茶)。
昨日今日と茶刈りはお休みだったので(芽の伸び具合のため)、昨日摘んで萎凋させて本日作業日に。
砂子原のお茶はやぶきたという煎茶向きの品種の樹です。
なので、緑茶に近い紅茶(一応紅茶なんですが、そういうこともありかみや園+では発酵茶と呼んでいます)になり、割とあっさり目です。ストレートで飲んで頂くと◎
萎凋した茶の葉を揉むと、既に良い香りが立ち込めます。そして発酵(酸化)ののち、発酵止めを行い乾燥。
発酵止めがうまくいってないとやたらと渋かったり、過発酵になると蒸れ臭というか、あまり美味しくないものになってしまいます…。ちょっと発酵止めがうまく出来なかったかも!な気がしていて、気が気ではなかったんですが、乾燥がある程度進んでから飲んでみると、いい感じ♪ よかったー!
あんなに時間かけて手摘みした茶が台無しになりかねないので、試飲は緊張の一瞬です。
そして、今回は静岡の方の茶農家さんが作られたべにふうきというお茶の品種(日本で紅茶用に作られた品種)が手元にあったので、飲み比べ。
べにふうき、さすが紅茶用品種。作り手さんの腕があるのはもちろんですが、お花のようなエレガントな香り。飲んでも鼻からお花の香りがすーっと抜けます。
やぶきたはやはり煎茶用の品種なので、さっぱりと日本茶寄りの風味。でもしっかり甘い華やかな香りはあります◎多分癖がないのはやぶきた。
茶の木の品種はほんと様々あって、抹茶にむく品種とか、煎茶でも色々あります。それぞれにいろんな特徴があります。私も全然網羅出来てません…。(知らない品種だらけ)
やぶきたは日本で1番多く作られているメジャー中のメジャー品種。
最近はメジャー過ぎて逆に人気なかったりしますが、やぶきたはやぶきたの発酵させた時のよい香りがあります^_^
この辺は好みになってきますが、やぶきたのこの発酵茶。とっても飲みやすいと思います♪
まだまだ摘まないとどうにもこうにも量がありませんので、今後も合間に摘みに行ってせっせと作ります!
何人かの方からありがたいことに今年も作られますか?とのお声がけも頂いている発酵茶。
夏頃には登場すると思います◎