同じお茶の木から
お茶は本当におもしろい。
同じ茶の木から、季節、加工で全然違うものが出来る。
春は、番茶に(3月頃春摘みで作られるところもあります。かみや園+の番茶は秋摘み)煎茶に紅茶(秋摘みもありますが、私は春の新芽を使います)。
私は作っていませんが、抹茶や玉露などは覆いをかけて日光を当たらないようにして、春に採られます。
秋には番茶、冬には三年晩茶。
お茶の木の品種によっても、また風味が異なったり、このお茶を作るのにはこの品種がいい、などもあります。
食べ物と同じで、お茶もなるべくその季節のものを摂るといいですよね^_^
紅茶や烏龍茶などは春(秋)の芽を、酸化発酵または半発酵させて作ります。
それによって花のような香りになるのです。
煎茶も蒸し煎茶、それから釜炒り茶というのもありますね。一般的な煎茶といわれるものは、摘んですぐ蒸すことで酸化発酵を止めます。
釜炒り茶は、釜で炒ることで酸化発酵を止めます。
萎凋時間にも寄りますが、釜炒り茶は中国茶ぽい風味に。(蒸す製法というのは日本独自のようです)
番茶は硬くなった葉を使います。新芽よりもカフェインなどが少なくなります。
私が使うのはほうじ番茶なので、焙じることで更にカフェインは減少。
野草番茶は、カフェインのない野草をブレンドするので、ほぼカフェインレス。なので、夜寝る前に飲んでもいいですよ◎
三年晩茶は、3年以上伸びた冬に栄養を蓄えた茶の木を枝ごと伐採。薪火にて焙じます。
枝(幹)が7割というお茶。焙じることも加えて葉が少ないのでカフェインの心配はほぼないお茶です。
と、ここまで書くとカフェインが悪者かのようですが、そうではありません。
ただ眠る前の緑茶は目が冴えてしまうので、控えるのと、春の芽なので陰性(体を冷やす)という効果になります。毎日少し飲んだくらい大丈夫ですが、冷えの気になる方はあまりガブガブ飲まない方がいいかもしれません。
※ただ、水出しにすると、カフェインの抽出があまりありません◎
でも、緑茶には抗菌作用や、抗ウィルス作用などもあるようです。飲むのはもちろんうがいに使うのもおすすめです。
でも朝のお茶は緑茶でシャキッとするととってもいいですよ^_^
コーヒーもいいですが、緑茶もお菓子との相性◎です。
私は朝は緑茶を、昼以降は野草番茶や三年晩茶を飲んでいます。
時間帯で飲むお茶を変えるのもいいものです。
お茶は本当に種類がたくさん。おもしろいです。
さて、最近袖師窯にて、茶器を購入しました。
私の好きなブルーのもの。
ステキな茶器だと、お茶を淹れるのもウキウキ。
皆さんも是非お茶、楽しんでみてください♪