かみや園+

お茶のことや日々のこと

好みそれぞれ

お茶、色々ありますよね。

今日は主に煎茶の話。

私がお手伝いしている砂子原茶業組合は、農薬化学肥料不使用の畑です。

畑は2つあり、1つは無施肥。1つは有機肥料を少し撒いています。

肥料とお茶はかなりダイレクトに関係します。もちろん育つことに関してもですが、味にもかなり影響が出ます。

砂子原の煎茶は、所謂旨味の多いお茶ではありません。被せもしてません。(玉露などは一定期間日光を遮ることで、旨味が増すと言われます)

太陽の光をいっぱい浴びると、カテキンも増えますが渋みにも繋がります。なので、夏に採る二番茶(砂子原は一番茶のみですが)は太陽たくさん浴びてカテキンも増えるけど渋みが増します。一番茶は春なので、芽も柔らかく渋みも少なめになります。

砂子原の茶畑は肥料もあまりあげていないので、旨味の多いお茶という感じではありません。

有機肥料でも植物性と動物性で味が全然変わるんですが、これは今日は置いておいて。)

私は個人的に玉露も苦手で、旨味の多い煎茶も苦手です。出汁のような旨味が、どうも苦手です。

でもこれは本当に個人の好みの問題です。

世間一般ではいいお茶は、旨味があって水色のいいお茶となります。

でも、多分私のような好みの方もいらっしゃるかなと思います。

どちらがいい悪いの話ではなく、嗜好品なので好みの話です。

なので、高いお茶が必ずしも自分にとって美味しいお茶になるかどうかはまた別の話。

さっぱりすっきりが好みの方は砂子原のお茶は多分いいんじゃないかなと思っています^_^

私は主に和ハーブ(野草)やハーブとブレンドをします。すっきりさっぱりの砂子原のお茶はブレンドにもとってもよいのです。

結局のところ、私は自分が美味しいと思っているものを作っています。(かみや園+のお茶のこと)

普段から、香りが強いものが苦手だったりさっぱりしたものが好きなので、お茶もそういう傾向になります。

万人が美味しいと思ってくれるかはわかりませんが、すっきり好みの方は飲んでいただけるのではないかなぁ、と思っています。